沙巴体育

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経済学部

経済学部長からのメッセージ

目まぐるしく変化する社会
貪欲に学ぶことが生き抜く糧となります


経済学部長 増川 純一

沙巴体育経済学部は、1950(昭和25)年、沙巴体育の設立と同時に開設されました。経済学部の歴史は沙巴体育と共にあり、これまで多くの人材を産業界のみならず、文化?芸術、政治、学術など多様な分野に輩出してきました。

私たちの社会は、約100万年前の狩猟採集社会から、約1万年前の農業革命、約250年前のエネルギー革命(蒸気機関の発明)、約40年前の情報革命(インターネットの発明)という大きな変革を経て、農耕社会、工業社会、情報社会へと変化してきました。さらに、国の第5期、第6期の科学技術?イノベーション基本計画で目指すべき方向としているSociety5.0は、IT技術と深層学習(ディープラーニング)に代表されるような高度な機械学習の技術をフルに使って、スマートな情報活用社会の実現と環境問題、経済格差などの難しい課題の分野横断的な解決を目指すというものです。ディープラーニングは、AlphaGoと呼ばれる機械学習プログラムが囲碁の世界チャンピオンと対局し、5戦全勝の成績を収めたことで一気に注目を集めました。それが2015年のことです。こうしてみると、1950年の開学からの70年間だけでも人類史上の重要な技術革新が2回起こっており、そのピッチが段々と加速していることがわかるでしょう。

私たちは、否が応でもこのような変化の激しい社会を生き抜いていかなければなりません。それだけでなく、最高学府で学んだ者としてそうした社会に貢献しなければならないのです。経済学部はみなさん方にそのための幅広い学びと深い専門性を提供できるカリキュラムを用意しています。そのことに対して我々は自信を持っていますが、それだけで4年間を過ごすのはもったいないのではないかと思います。いまは、ネット上に様々な電子教材や公開講座が提供されています。これまでだったら出向いていかなければ受けられなかった専門的なセミナーもウェブ経由で簡単に受講できます。今の時代だからこそ享受できるこのような恵まれた環境を大いに利用して、実り多い学生生活を謳歌してください。