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  • 2024.11.19

    境 新一研究室による文化祭出展ならびに交流会が開催されました

経済学部?境 新一研究室(以下、境研究室、境ゼミ)では、文化祭出展(第16回)ならびに交流会(第8回)が11月2日、3日、9日で行われました。

(1)文化祭

 境研究室では、11月1日(金)から3日(日)まで開催された沙巴体育?文化祭で、ゼミ活動内容に関する展示?冊子の配布を3号館32C教室にて行ないました。境研究室はコロナ禍で文化祭が中止された2年間を除いて、2007年に当教員が着任して以来、毎年出展しており、本年で16回目となります。その趣旨は、出展を通したゼミ教育とトレーニングならびに研究室情報の発信を目的とするものです。

 教室内では、ゼミ活動を紹介するパネル展示、スクリーンを使用した写真や動画の投影をしています。主な展示内容としては、ゼミ活動の概要、2年生3グループによるレポート、3年生による他流試合/経営学合同ゼミナール(以下、経営学合同ゼミ)での研究発表、4年生の卒論テーマと就職内定情報、ならびに、大学院生&同修了生による研究成果、論文の紹介です。本年の具体的な展示内容は以下の通りです。

 第一に、2年生は、「東京ディズニーリゾートがチケット価格の値上げを繰り返しても集客力が衰えないのはなぜか」「SNSが現代の人?経済に与える影響 ~日本と海外との比較を通して~」「企業誘致が地方創生に与える影響 ~SHARP?PASONA?TSMCの比較を通して~」以上、3つのレポートを作成し、冊子とパネルで発表しました。

 第二に、3年生を中心に2年?4年の有志も協力して、創設以来30年以上の歴史をもつ経営学合同ゼミ(合宿形式)での研究成果を発表しました。本年大会は9月2日~4日、岡山県?就実大学の主催で、9大学10ゼミが参加して開催され、研究の共通テーマは「持続可能な〇〇」でした。境研究室は、「人口減少社会で持続可能な人づくりと地域プロデュース ?東京?長野?和歌山における人材の育成&循環と新事業創造の事案検証と提案?」のタイトルで研究発表を行い、審査の結果、優秀賞を獲得しました。

 第三に、4年生ならびに大学院修了生の展示では、卒論テーマと就職内定先ならびに博士課程後期において博士(経済学)を取得した研究テーマについて簡単に解説しました。

 学園祭の3日間、途中で雨も降りましたが、多くの方がゼミ活動の展示に足を運んでくださいました。来場者は3日間で200名を超え、在学生、本学のOB?OGはもちろん、ご父兄、近隣商店街関係者、行政関係者、そして学長、理事長も来場されました。特に3日は沙巴体育を志望している受験生?高校生のご本人とご父兄が来場され、本学の教育?研究環境について理解を深めていらっしゃいました。

 文化祭の出展は、現役学生の成果を多くの方に見ていただく貴重な機会であり、通常の授業では得られない経験となります。また、自分の考えを他者に伝えることの楽しさ、難しさを改めて実感したようです。「自分の意見をどのように表現すれば他者に伝わるか、実際に伝わったか」。また、来場者の意見から、自分たちとは異なる視点や新しい視野を得られることも大きな収穫です。

(2)交流会

 境研究室の交流会が、11月9日(土)午後に沙巴体育8号館ラウンジ#8にて開催されました。本年で8回目の開催となります。教員自身のネットワークを中心として、2014年以来定期的に開催されています。時間帯をⅠ部?Ⅱ部に分けて構成しています。会場ではビュッフェ形式の食事が用意され、スクリーンには境研究室のゼミ活動、商店街取材、フィールドワーク、経営学合同ゼミなどの活動の様子を収めた動画と写真が投影されます。交流会の参加者は、境研究室のOB?OG、大学院修了生、教員が講師をつとめる「成城学びの森」受講者はもちろん、近隣商店街、行政(世田谷区)の関係者も含め性別や世代を問わず多種多様です。参加者はⅠ部?Ⅱ部合わせて70名となりました。

 日本内外の社会情勢や経済状況、私たちを取り巻く環境事象について広く意見を交わし、社会人の様々な職業?実務の経験、就職活動の様子などについてお話を聞くことができます。世界の有力企業の情勢や将来の都市像に関する課題ついてお話を伺い、ほかに沙巴体育前や下北沢の駅前商店街の現況、エリアマネジメントの様子、現在構想中の新たな人材育成システムや事業体制についても、経営を担う当事者から直接お話を伺うことによって大学の講義、ゼミの研究テーマのヒント等を得ることができました。また、社会人1年目の先輩からは、新社会人の生活について理解が深まり、将来の仕事や人生について具体的なイメージを構築するのに役立ちます。商品開発に携わる方との対話では、実際に1日家庭に潜入して、主婦の家事サービスを観察し、課題とあったら便利な器具のヒントを得て、実際に商品開発を行う体験談には学生も衝撃を受けていました。

 交流会では、ゼミの先輩後輩、全学部の卒業生、学びの森受講者、本学の近隣周辺の方などとの幅広い交流やつながりが得られ、視野が広がり就職活動ひいてはキャリアについて考える良いきっかけになっていました。