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英文学科

教員紹介

井上 徹教授

いのうえ とおるTohru Inoue

文芸学部 / 英文学科
職位:
教授
専門分野:
英語学
担当ゼミナール:
英語学(形態論?統語論?意味論?語彙論)研究
主な担当科目:
英語学ゼミナール、英語学基礎ゼミナール、英語学アカデミック?ベイシックス
最近の研究テーマ:
英語の語法文法研究、文法化、従属節の主節化現象、多聴多読を利用した英語学習の動機づけ
研究内容:
自然言語の構文と意味の関係に興味を持っています。形式が異なれば意味も必ず変化するという視点(Bolinger 1977)に立ち、これまであまり取り上げられてこなかった文法現象に光を当て、記述と理論のバランスのとれた研究を目指しています。分析の対象は中英語から現代英語ですが、英語の様々な変種や他言語も取り扱います。また、分析に際しては、言語事実の本質をより的確に捉えるため、統語的?意味的側面だけでなく、音韻的側面や語用論的側面にも検討を加えています。研究の主眼は、特定の言語理論の構築よりも、多様な言語資料をもとにして伝統文法、生成文法、認知言語学などで得られた知見を見直すことにあります。副詞補文節、評言節、証拠性、従属節の主節化現象、名詞転換動詞、英語学史、多読による英語学習の動機づけを主要なテーマにしています。
略歴:
ウィスコンシン大学マディソン校大学院言語学科博士課程修了 Ph.D. (言語学)
主要業績:
[主要論文]
“The Syntactic Form of Adverbial Complement Clauses (I).”『人間科学』第19巻、2号(常磐大学人間科学部、2002)
“The Syntactic Form of Adverbial Complement Clauses (II).”『人間科学』第20巻、1号(常磐大学人間科学部、2002)
「seem as if構文の有標性について」『英語語法文法研究』第9号(英語語法文法学会、2002)
“Further Remarks on Adverbial Complement Clauses.” Seijo English Monographs No.36.(沙巴体育大学院文学研究科、2003)
「英語における補文省略現象」Seijo English Monographs No.37.(沙巴体育大学院文学研究科、2004)
「経験の直接性について?look like構文と意味の関係」『英語語法文法研究』第15号(英語語法文法学会, 2008)
「英語多読を通じた個別自律学習の支援について?「覚える」英語から「使う」英語へ」 『常磐国際紀要』第14号(常磐大学国際学部, 2010)
「far from句の語法をめぐって」Seijo English Monographs No.42.(沙巴体育大学院文学研究科, 2010)
「英語多読教材に見られる基本語彙の用法について?Sunshine Booksの場合?」Seijo English Monographs No.43.(沙巴体育大学院文学研究科, 2012)
「感嘆詞としてのas ifの語法」 『成城文藝』第240号(沙巴体育文芸学部、2017)
“A Corpus-based study of infinitival wh-clauses: A case study on why to-infinitives.” Seijo English Monographs No. 45.(沙巴体育大学院文学研究科、2020)
“A far from simple matter revisited: The ongoing grammaticalization of far from.(Laurel J. Brinton との共著)Late Modern English: Novel Encounters. Eds. Merja Kyt? and Erik Smitterberg. Amsterdam: John Benjamins, 271-293.
「主節を伴わないas if構文の特性について」『成城文藝』第 254 号(沙巴体育文芸学部、2020)

[その他]
VISTA Logic and Expression II (共著)(三省堂,2023年)
VISTA Logic and ExpressionⅠ(共著)(三省堂,2022年)
SELECT English ExpressionⅠNew Edition(共著)(三省堂,2017年)
SELECT English ExpressionⅠ(共著)(三省堂,2014年)
『ライトハウス英和辞典』第6版、第7版(分担執筆)(研究社,2012年, 2023年)
『日米文化交流史 彼らが変えたものと残したもの』(分担執筆)(学陽書房,2005年)
所属学会:
日本言語学会、日本英語学会、英語語法文法学会、大学英語教育学会、日本多読学会