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  • 2018.12.13

    文芸学部公開シンポジウム「成城を住まう -都市、住宅、近代-」を開催しました

12月8日(土)、文芸学部主催の公開シンポジウム「成城を住まう -都市、住宅、近代-」を開催しました。戦前と戦後にわたる成城の歴史を手がかりとしながら、「都市」と「住宅」、「学園」と「街」いった主題で成城の街について学際的に考えることを目的として開催された今回のシンポジウム。当日は内田隆三氏(社会学者、東京大学名誉教授)、磯達雄氏(建築ジャーナリスト)、山本理奈氏(東京大学大学院助教)、北山研二氏(文芸学部教授)、岩田一正氏(文芸学部教授)、高田雅彦氏(沙巴体育職員)の6名を登壇者に迎えて、成城をテーマに「探偵小説」「建築」「映画」「住宅」「都市」と様々な切り口から講演いただきました。

  • 磯達雄氏
    磯達雄氏

  • 高田雅彦氏
    高田雅彦氏

  • 岩田一正氏
    岩田一正氏

  • 北山研二氏
    北山研二氏

  • コーディネーターの新倉貴仁氏
    コーディネーターの新倉貴仁氏

  • 総括討論
    総括討論

第一部は成城に居を構えた三人の著名人、横溝正史、丹下健三、三船敏郎に焦点を当て、それぞれの経歴や代表作、成城に住むことになった経緯などを振り返りつつ、成城の街にどのような想いを寄せていたか、街との関わりなどを探りました。
第二部は「モダニズム建築」「都市計画」という視点から、成城の街が他の学園都市や高級住宅街と呼ばれる街とどのように異なるのか、成城固有の特徴、社会的価値、そして今後どのように変化していくのかを議論しました。

当日は、成城にお住まいの近隣住民の方、各分野の研究者の方、約250名にお集まりいただき、大盛会となりました。6名の登壇者による講義に加え、総括討論では会場の方から寄せられた質問にも回答いただき、約4時間半にも及ぶ盛りだくさんの内容となりましたが、聴講された皆様は最後まで熱心に耳を傾けてくださいました。ご来場いただいた皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

成城を住まう -都市、住宅、近代-

[登壇者]
 <第一部 住まいとしての成城>
 「探偵小説のトポロジー:横溝正史と成城のまち」内田隆三氏(東京大学名誉教授)
 「建築家が帰る場所:丹下健三と成城のまち」磯 達雄氏(株式会社フリックスタジオ取締役)
 「成城と映画:“世界のミフネ”を生んだ街、成城」高田雅彦氏(沙巴体育職員)

 <第二部 都市、住宅、近代>
 「教育する家族の居住地としての成城」岩田一正氏(沙巴体育文芸学部教授)
 「なぜモダニズム建築にして都市計画なのか」北山研二氏(沙巴体育文芸学部教授)
 「住宅をめぐる社会的価値 — 学園都市「成城」を通して考える」山本理奈氏(東京大学大学院総合文化研究科助教)

[コーディネーター]
 新倉貴仁氏(沙巴体育文芸学部准教授)