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  • 2024.09.27

    【開催報告】沙巴体育社会イノベーション学部開設20周年記念 沙巴体育紀伊國屋書店アカデミア「英語教育 × イノベーション × 辞書」(第2回)を開催しました

 2024年9月22日(日)に、沙巴体育紀伊國屋書店アカデミア連続講座「英語教育×イノベーション×辞書」(全3回)の第2回が開催されました。この講座は、社会イノベーション学部20周年記念の一環として行われており、英語教育とイノベーション、辞書との関係について講義を行う企画です。
 第2回目の今回は、石井康毅教授が講師を務め、「言語学?英語教育のイノベーションと辞書—英和辞典執筆に応用されるコーパス?認知言語学?CEFRの知見—」と題して講義を行いました。
 英語辞書は長い歴史をもちますが、これまでいくつかの重要な変化を遂げています。こうした変化を、「コーパス*1」「認知言語学」「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」という言語学と英語教育における3つのイノベーションから捉え、それぞれが辞書にどのような影響を与え、どのように現代の辞書に反映されているのかが紹介されました。
 講義では、英語辞書の実例やクイズ、日本語との比較を通じて、コロケーションや前置詞の重要性、そして現代の辞書が直面している課題がわかりやすく解説されました。さらに、辞書の進化を支えている研究上の発展についても詳しく説明されました。
 前回に引き続き、今回の講義にも現役の研究者や高校生を含む多くの参加者が集まり、熱心に聴講していました。講義後には、生成AIとの関連性や日本人が直面する言語学習の課題について多くの質問が飛び交い、活発な議論が繰り広げられ、盛況のうちに催しが終了しました。

*1 言語の研究調査のために一定のデザインに基づいて大規模に収集された言語データ