ニューベリーペイトン　ローレンス専任講師

にゅーべりーぺいとん　ろーれんす　Newbery-Payton Laurence

社会イノベーション学部 / 政策イノベーション学科

研究内容：: 英語と日本語を比べてみると、「あっちこっち違う」ということにすぐ気づくと思います。使う音や語彙も違うし、文をつくるときの決まり（「文法」）も違います。このような違いは外国語を勉強するときに誰も経験する難しさの要因の一つでしょう。

しかし、外国語と比べることで、それまでに意識していなかった母語のいろいろな特徴に気づきます。また、皆さんが英語を話すときや私が日本語を話すときにどうしても起こる「間違い」も、日本語と英語の違いについてヒントを与えてくれることがあります。

私はこのような気づきを手がかりに、日本語と英語の違いがどの文法項目にどの程度の影響を与えているかを研究しています。また、長年英語を勉強しても難しい文法項目については、言語学的な分析に基づく効果的な教え方について検討しています。

最近調査した項目には、移動表現、テンス、冠詞などの指示表現、条件文などがあります。この中に皆さんも難しいと感じるものはありませんか？英語と日本語の違いを意識して克服していきましょう！

受験生へのメッセージ：: 語学に限らず全般的に言えると思いますが、大学に入ってからは、勉強をテストに受かるためのものではなく、自分のためのものだという認識で大学生活を送ってほしいです。それから、「間違い」を恐れずに、積極的にアウトプットして、そこから生じる「間違い」からしっかり学んで次の一歩につなぐのがいい勉強法の１つと思います。

略歴：: 2021年　東京外国語大学総合国際学研究科修了　博士（学術）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

【受賞歴】
2017年　大学英語教育学会第56回国際大会新人賞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

【関連Webサイト】
https://researchmap.jp/l_newbery-payton