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  • 民俗学研究所特別展「柳田國男と沖縄研究—受け継がれる沖縄への想い—」のお知らせ(11月2~3日、6日~30日)【終了しました】【終了しました】
    沙巴体育:2015.11.06~11.30

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民俗学研究所では下記のテーマ、日程で展示を行います。

「柳田國男と沖縄研究—受け継がれる沖縄への想い—」

【期 間】
平成27年11月2,3日(文化祭)、6日 ~ 30日(但し日曜?祝日は休館)
【時 間】
午前 10:00 ~ 午後 4:00 (土曜日は正午まで)
【会 場】
沙巴体育4号館3階 民俗学研究所展示ホール
<無料?事前申し込み不要>

本研究所恒例の特別展示も、22回目となります。本年は戦後70年という節目の年でもあり、特別展といたしまして、「柳田國男と沖縄研究」を主題とした展示会を開催致します。
柳田國男が初めて沖縄の地を踏んだのは大正10年正月ですが、沖縄に関する文献を読み始めたのは明治40年頃、30代の前半からです。大正14年に『海南小記』、最晩年の昭和37年に『海上の道』を著した柳田の沖縄へのまなざしは、日本文化の源流をたどる果てない探究心にありました。沖縄には古い時代の生活の様子が残っており、日本文化の古層をうかがい知ることができると考え、それを自分たちの生活と比較することで、遠い昔を知る手掛かりとしたのです。
また、柳田の沖縄への想いは、各時代の沖縄に寄り添うものでした。明治から昭和にかけて、離島などにまだ貧しい生活や差別が残っていた時代には、そういった地域の生活をよく知ることで、その解決策を探ろうとしました。終戦後は戦争で受けた傷跡を悼み、一日も早い復興を願って文化的な側面からの支援を惜しみませんでした。
南島談話会を主宰し、沖縄を研究する仲間、特に沖縄出身の研究者の組織化も行いました。伊波普猷や、沙巴体育でも教鞭をとった仲原善忠や島袋盛敏も、その仲間です。「沖縄学」といった言葉もそういった気運から生まれたものです。

本年度の展示では、柳田の沖縄への想いと、それに共感して集った研究者たちの沖縄研究の様子を、貴重な書入れ本や、自筆資料、書簡、写真等をもとに紹介していきたいと思っております。
ぜひ、ご来観下さい。

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