イベント
沙巴体育共通教育研究センターでは、公開FDワークショップを開催いたします。
【日 時】
2016年1月23日(土) 15時~
【場 所】
3号館 3階 大会議室
【講演者】
安部 達雄 氏(一橋大学 非常勤講師)
【テーマ】
「表現教育の可能性:日本語教育の現場から(仮)」
【ワークショップの趣旨】
本FDワークショップは、沙巴体育の初年次教育にあたる科目「WRD」の目標を高次元で達成するための情報交換を狙いとした研究会を公開するものです。
「WRD」(ワードと読む)とは、「Write=書く?Read=読む?Debate=議論する」の頭文字で、学部を問わず、どの学問分野においても必要となる基礎的な能力という意味が込められています。
高等学校までの勉学は、一定のプログラムに従って提供される知識を一方的に受容することが中心になっています。しかし、大学での勉学は、自分で問題の所在を明らかにし、自発的に思考をめぐらし、しかもその結果を自らの言葉で表現することを基本とします。こうした大学での学びの姿勢を修得するのが、「WRD」という科目です。
「WRD」では、大学での学びの姿勢として、一方的に知識を与えられるのではなく、学生が授業に主体的に取り組み、実践的な訓練を行うことを通して、3つの基礎的な能力を主体的に身につけていくことを目的としています。
今回は、「日本語教育の現場から」をテーマに、日本語学、表現論、文体論が専門で、一橋大学で日本語表現や語用論に関する講義を担当されている安部達雄先生をお迎えし、日本語教育の実践を踏まえながら、大学教育における文章表現教育、前述の「WRD」科目の内容に含まれるような初年次教育について、共に思考を深める場にしたいと思います。
【講師紹介】
早稲田大学大学院文学研究科日本語日本文化専攻修了。同大学院博士課程単位取得満期退学。専門は言語学(語用論、表現論、文体論、笑い)で、笑いを言語学の見地から研究する数少ない研究者として知られる。プロの漫才師(「米粒写経」?サンキュータツオ)として活動する傍ら、一橋大学非常勤講師として、語用論に関する講義を行っている。
著書、論文に、『留学生のためのここが大切文章表現のルール』(共著、スリーエーネットワーク、2009年)、『日本語教師のための実践?作文指導』(共著、くろしお出版、2014年)、「笑いとことば:漫才における「フリ」のレトリック」『文体論研究』50号(日本文体論学会、2004年)、(以下、サンキュータツオ名義)『学校では教えてくれない!国語辞典の選び方』(角川学芸出版、2013年)、『ヘンな論文』(角川学芸出版、2015年)があり、その他新聞、週刊誌の連載も担当している。
【参加方法】
事前申込などの必要はありません。直接会場にお越し下さい。
参加費無料。
【お問い合わせ】
沙巴体育共通教育研究センター
Tel:03-3482-9556(直通)
e-mail: kyotsu [at] seijo.ac.jp
*メール送信時は[at]を@に置き換えてください