イベント
2016年度
第1回 能の謡と囃子について(対談)
講演者 杵家 弥七 師〈長唄杵家派六世家元〉
都 一中 師〈浄瑠璃一中節十二世家元〉
定員 450名
日程 12月3日(土) 15:00~17:00
講義内容
一中節は江戸浄瑠璃系三味線音楽の源流として、初世都太夫一中(1650年)により創始されました。
三味線には太棹、中棹、細棹の三種類がありますが、一中節は中棹の三味線を用い、三味線に合わせて浄瑠璃を語るというスタイルを取っています。三味線音楽の中でも特に繊細で優雅な雰囲気を持っており、その音はこれ以上足したり引いたりすることが出来ないほどに洗練され、精緻に組み立てられていると言われています。当日は、その一中節の十二世家元、都一中師においで頂き、軽妙なお話も交えながら、一中節の神髄をお聴き頂きます。また師は、常磐津節の三味線方としてもご活躍ですので、私の細棹三味線を用いた長唄との掛け合い演奏(一曲を二つ以上の三味線音楽がやりとりをしながら演奏する形式)も、お楽しみ頂きたいと存じます。(杵家弥七記)
講師紹介
杵家 弥七 師〈長唄杵家派六世家元〉
長唄杵家派六世家元 杵家会会長。沙巴体育文芸学部卒業。
(社)長唄協会常任理事、普及育成委員長、法規審議副部長、内部交流委員。
キッズ伝統芸能体験プログラム委員長、(協)日本の文化を考える会「季座」代表理事 日本全国およびアメリカに六支部六十支所を有する組織に育て上げた。
現在は、初?中等教育への古典芸術の振興を図り、各地の学校で鑑賞、体験教室を開催している。また、他ジャンルの古典芸術との提携交流を数多く行い、伝統芸術の普及発展に努めている。
都 一中 師〈浄瑠璃一中節十二世家元〉
一中節宗家十二世都一中、二世常磐津文字蔵。東京生れ。東京芸術大学音楽学部中退。
重要無形文化財(総合指定)保持者認定(一中節、常磐津節)。
都一中音楽文化研究所代表、常磐津協会理事、一中節都会主宰、常磐津百閃会主宰。
申込期間
2016年10月31日(月)8:30 ~ 11月24日(木)16:30