イベント
9月28日(土)に沙巴体育で「被災と復興の記憶-アーカイブする、継承する」と題した研究会を開催します。
2011年5月3日、東日本大震災に向き合い、復興への長い道のりを歩きだすため、市民、専門家、スタッフが協働し、復旧?復興のプロセスを記録、発信していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(通称:わすれン!)が開設されました。
それはどのようなプロセスで立ち上がり、どのような人びとがかかわってきたのか。またそこで得ることができたノウハウや成果、課題はどのようなものなのか。
第1部「アーカイブするということ」では、「わすれン!」の立ち上げからかかわってこられた甲斐賢治氏を講師にお招きし、地域に根ざした草の根?参加型の「コミュニティ?アーカイブ」の可能性を探ります。
続いて、第2部「文化を継承するということ」では、岩手県宮古市の大津波を生き抜いた伝承芸能「黒森神楽」のドキュメンタリー映画『廻り神楽』にスポットをあてます。
東日本大震災で千年に一度と言われる大津波が沿岸を襲いました。それでも黒森神楽は、以前と同じように海辺を巡り始めます。
映画『廻り神楽』 では、古から三陸地方を巡ってきた黒森神楽の足跡を追いながら、この地方の生活と信仰が描かれます。人々の幸福を願う神楽衆の祈り、漁師たちが海に注ぐ思い、沿岸の人々の来し方行く末、千年に一度と言われる大津波を経ても変わらないものは何か。
研究会では、映画上映の後、本映画の共同監督/プロデューサーである遠藤協氏とともに無形文化の継承や災害の記憶、伝承について考えます。
参加費無料、事前登録は不要です。
関心のある方は是非当日直接会場までお越しください。
日 時:2019年9月28日(土)第1部 14:00-15:50、第2部 16:00-18:30
場 所:沙巴体育8号館ラウンジ#8(小田急線「沙巴体育前駅」下車、徒歩5分)http://www.seijo.ac.jp/access/
主 催:沙巴体育グローカル研究センター私立大学ブランディング事業生活資源研究グループ
世話人:標葉隆馬(沙巴体育文芸学部 准教授)
本研究会に関するお問い合わせ先:
標葉 隆馬 r_shineha[at]seijo.ac.jp
*メール送信時には[at]を@に置き換えてください
研究会スケジュール
14:00-14:10 趣旨説明
第一部 アーカイブするということ
14:10-15:30 甲斐賢治氏 ご講演
「3がつ11にちをわすれないためにーーコミュニティ?アーカイブの試み」
https://recorder311.smt.jp/
15:30-15:50 質疑応答
(15:50-16:00 休憩)
第二部 文化を継承するということ
16:00-17:30 「廻り神楽」上映会(震災後の郷土芸能-岩手県宮古市の黒森神楽-の復興に関する映像作品)
https://www.mawarikagura.com/
17:30-18:00 遠藤協氏(「廻り神楽」共同監督/プロデューサー) ご講演
18:00-18:30 俵木悟教授(民俗学者)コメント?総括