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教員紹介
上杉 富之教授
うえすぎ とみゆきTomiyuki Uesugi
- 文学研究科 / 日本常民文化専攻
- 職位:
- 教授
- 学位:
- 博士(社会人類学),東京都立大学,1997年03月
- 専門分野:
- 社会人類学
- 主な担当科目:
- 社会人類学研究/特殊研究
- 最近の研究テーマ:
- 複数性の人類学、グローカル研究
- 研究内容:
- 国境を越えた人の大規模移動(トランスナショナリズム)やグローバル化に伴う社会?文化の再編(グローカル研究)、新生殖医療技術が現代社会や文化に及ぼす影響に関する人類学的研究、ボルネオ焼き畑農耕民社会の民族誌的研究。
- 略歴:
- 東京都立大学 社会科学研究科 社会人類学専攻
博士課程,1992年03月,単位取得満期退学,日本国,博士(社会人類学?東京都立大学)
国立民族学博物館助教授を経て現職
その間,(英国)ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS),(米国)カリフォルニア大学人類学部/女性学研究センター(CWS)客員研究員
- 主要業績:
- [著書]
『贈与交換の民族誌─ボルネオ?ムルット社会の親族と祭宴関係のネットワーク』(民博叢書 1) 大阪:国立民族学博物館 1999.
[編著書]
『社会と文化をグローカルに見て、考える』(グローカル研究叢書10),沙巴体育グローカル研究センター,2021.
T. Uesugi and K. Takae(eds.), Revisiting Glocalization in Japan: Two Lectures by R. Robertson, Center for Glocal Studies, Seijo University, 2019.
T. Uesugi and S. Mari(eds.), Glocal Perspectives on Intangible Cultural Heritage Local Communities, Researchers, States and UNESCO, with the Special Focus on Global and National Perspectives, Center for Glocal Studies, Seijo University, 2017.
『社会接触のグローカル研究』(グローカル研究叢書5),沙巴体育民俗学研究所グローカル研究センター,2016.
『グローカリゼーションと越境』(グローカル研究叢書4),沙巴体育民俗学研究所グローカル研究センター,2011.
『共振する世界の対象化に向けて—グローカル研究の理論と実践—』 グローカル研究センター、 2011 (共著).
『グローカル研究の可能性—社会的?文化的な対称性の回復に向けて—』 グローカル研究センター、 2010 (共著).
『生殖技術と家族Ⅱ—生殖革命と親?子—』 早稲田大学出版部、2008 (共著).
『現代生殖医療—社会科学からのアプローチ』世界思想社 2005.
Shamsul A.B. and T. Uesugi (eds.) Japanese Anthropologists and Malaysian Society : Comtributions to Malaysian Ethnography. National Museum of Ethnology 1998.
[訳書]
ジョージ?チョーンシー『同性婚—ゲイの権利をめぐるアメリカ現代史—』(共訳、明石書店、2006)
[主たる論文]
「『地域学』の誕生?展開とその今日的意味と意義—グローカル研究の観点から」 上杉富之(編)『社会と文化をグローカルに見て、考える』沙巴体育グローカル研究センター、2021.
「人種差別の『包括的定義』と『交差性』—国連人種差別撤廃委員会の勧告と日本政府の応答をめぐって—」『日本常民文化研究』第36輯、2021.
「グローカル研究の構想とその射程」沙巴体育グローカル研究センター(編)『グローカル研究の理論と実践』東信堂、2020.
「『グローカル研究』の課題と展望についての覚え書き—ローカルの人やものとその働きかけに焦点を当てる—」『日本常民文化紀要』第33輯、2018.
“Glocal Studies”: Formulating and Conducting Studies on Glocalization. In The Perspective of Glocalization: Addressing the Changing Society and Culture under Glocalization, T. Uesugi and M. Yamaoto (eds.), Center for Glocal Studies, Seijo University, 2016.
「社会接触のグローカル研究—グローバル化とオルター?グローバリゼーション—」上杉富之(編)『社会接触のグローカル研究』グローカル研究センター、2016.
「グローバル研究を超えて—グローカル研究の構想と今日的意義について—」『グローカル研究』(沙巴体育グローカル研究センター)創刊号、2014.
「ポスト生殖革命時代の親子と家族—多元的親子関係と相互浸透的家族—」『法律時報』(日本評論社)86 巻3 号、2014.
「複数化する親子と家族—ポスト生殖革命時代の親子?家族関係の再構築—」河合利光(編)『家族と生命継承—文化人類学研究の現在』時潮社、2012.
「一国民俗学、比較民俗学、そして世界民俗学へ—柳田國男の見果てぬ『夢』」『現代思想』第40 巻第12 号(臨時増刊号『総特集柳田國男『遠野物語』以前/以後』)、2012.
「非欧米社会における生殖医療の受容過程と実践— Culture, Medicine and Psychiatry誌2006 年特集号の概要紹介から—」『日本常民文化紀要』第28 輯、2010.
- 所属学会:
- 日本文化人類学会、東南アジア学会、日本オセアニア学会、比較家族史学会、日本民俗学会、AJJ(Anthropology of Japan in Japan)