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2016.10.13
グローカル研究センターでは、沙巴体育研究ブランディング事業の一環として、インドの核軍縮?平和グループ、Coalition for Nuclear Disarmament and Peace(CNDP:「核軍縮平和連合」)の上級研究員、Kumar Sundaram氏をお迎えし、2016年10月13日(木)、沙巴体育3号館3階大会議室において、India’s Energy Policy Options(「インドのエネルギー政策をめぐる選択肢」)と題する公開講演会を開催しました。
Sundaram氏の講演の概要は以下の通りです。
インドは独立後のかなり早い時期、1970年代から原子力の利用を推進し、アジアでも有数の原子力大国になっている。原子力の利用は今やインドの中核的な政策となっており、一般市民もそれを支持している。インドはその地政学的な位置を理由に核兵器非拡散条約には加盟せず核兵器を有しており、世界の主要国から原子力関連技術の提供を受けている。こうした中、近年、再生可能エネルギー技術の開発が急速に進み、原子力に代わる有力な選択肢となってきている。インドは今、将来のエネルギー政策について重要な選択を迫られており、日本もインドのこうした選択に影響を及ぼすことができるであろう。