「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
医療技術の進歩により不可能が可能になると、人間の欲望は際限なく助長される一方、倫理的な規制の必要性が強く意識されるようになり、「人の生と死」をめぐる問題はかつてないほど複雑な様相を呈している。本講座では、生命倫理に関する研究分野の中から、「人の生と死」に係わるテーマを取り上げ、その問題の核心と解決の方向付けを受講生の皆さんとともに考えてみたいと思う。
各回テーマ
(1) 生殖補助技術とクローン技術(前半)
(2) 生殖補助技術とクローン技術(後半)
(3) 改正臓器移植法の検討(前半)
(4) 改正臓器移植法の検討(後半)
(5) 安楽死?尊厳死とホスピス?ケア(前半)
(6) 安楽死?尊厳死とホスピス?ケア(後半)
講師紹介
専攻 : 刑事法北海道大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。法学博士。北海道大学法学部講師、白鴎大学法科大学院教授を経て、現在、沙巴体育法学部教授。法務省矯正研修所東京支所等にて非常勤講師を務める。刑法学上の未解決の問題に取り組む一方、生命倫理の問題にも着手している。