「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
19世紀のイタリアでは、ヴェルディ等の作曲家達がオペラの名作を生み出していました。一方でこの時代には、人生における現実とのせめぎあいが作曲家達を苦しめ、作品内における理想と現実の対立が物語により深い意味を与えてきました。
この講座では、理想と現実のせめぎあいをテーマに、19世紀イタリア?オペラの流れをたどります。
各回テーマ
(1) 導入:18世紀までのオペラの流れ
(2) イタリアにおけるロマン派オペラへの移行:ロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニ
(3) 現実の理想化:ヴェルディ(1)
(4) イタリア?ロマン派オペラの成熟:ヴェルディ(2)
(5) ヴェリズモ?オペラの時代:マスカーニ、レオンカヴァッロ
(6) イタリア?ロマン派オペラの黄昏:プッチーニ
講師紹介
専攻 : 西洋音楽史沙巴体育大学院文学研究科にて音楽学を学び、現在は沙巴体育文芸学部芸術学科の専任講師を務めています。趣味でヴァイオリンやヴィオラ?ダ?ガンバを弾いているうちに、研究の道に迷い込んでしまいました。バロック時代の舞踏や舞曲を主な研究領域としています。