「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
「世界のミフネ」と呼ばれ、国内外の映画監督?俳優?観客から今なお敬愛され続ける大スター?三船敏郎。映画史上重要な日本映画の中には、彼の魅力がスクリーンに刻まれたからこそ、日本の枠を越えて愛されてきたものが幾つもあります。そうした名作を中心に、三船敏郎の唯一無二の魅力を映画学の観点から、具体的な作品分析に基づいて考察していきます。スペシャルゲストもお招きする予定です。
※受講生の方には講義の一環として、午前中に映画を視聴(無料)していただきます。
各回テーマ
(1) 主演デビューと「山」
(2) 黒澤明と組んで
(3) 国際的受賞作と「ミフネ」の役柄?演技
(4) 「サムライ」のイメージ
(5) 円熟味とスターの存在感
(6) 外国映画におけるミフネ
講師紹介
専攻:映画美学?映画理論
「映画は美を生ぜしめる」と述べたエリック?ロメール監督を中心に、仏ヌーヴェル?ヴァーグと、彼らが敬愛したヒッチコックやジャン?ルーシュの作品を研究してきました。それらの作品を観る度にますます、映像と世界の「美」に心惹かれます。
共著に『映像人類学』(せりか書房)、共訳に『ヒッチコック』(インスクリプト)、『北欧の舞台芸術』(三元社)。