「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
20世紀の初頭に、欧州や日本の探検隊が行ったシルクロード遺跡の調査の実態と、その時に得られた美術資料?歴史資料の概要と現状を報告する。
各回テーマ
(1) 大谷探検隊の行動と収集品の概要?現状
(2) フランス隊ぺリオのシルクロード調査とその成果
(3) 敦煌文書の保存修復とデジタル?アーカイブ
(4) ロシア、エルミタール美術館所蔵西域美術に見る神と人の表現
(5) 20世紀初頭ドイツ隊が行ったクムトラ調査とその成果
(6) 現代におけるクムトラ石窟保存修理の理念
講師紹介
専攻:東洋美術史(とくに、中央アジアの石窟壁画)
福岡県生まれ。九州大学大学院後期博士課程中退。東京国立博物館、東京文化財研究所勤務を経て現職。敦煌莫高窟壁画やクチャ?クムトラ石窟保存修復事業に参加。現在、文化遺産国際協力コンソーシアム事務局長。文化財保護による国際協力に携わる。