「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
19世紀末を生きたドイツの哲学者、詩人フリードリヒ?ニーチェ(1844~1900)の代表作『ツァラトゥストラはこう語った』を読解し、ニーチェの思想と表現のありようを解明していきたいと思います。「神は死んだ」という宣告は何だったのか、また哲学と詩の関係はいかなるものかということを探っていきたいと思います。
<テキスト>
ニーチェ著、氷上英廣訳『ツァラトゥストラはこう言った(上)』岩波文庫 本体800円+税 ISBN-13: 978-4003363928
『ツァラトゥストラはこう言った(下)』岩波文庫 本体970円+税 ISBN-13: 978-4003363935
※テキストは各自でお買い求めいただき、講座時にご持参ください。
各回テーマ
(1) ニーチェの生涯
(2) ショーペンハウアー、ヘルダーリン
(3) テキスト読解1
(4) テキスト読解2
(5) テキスト読解3
(6) ニーチェの遺産
講師紹介
専攻:近現代のドイツ文学
私は、これまでゲーテからツェラーンにいたるドイツ文学を研究の対象として仕事をしてきました。その中で創作的なものと哲学的なものの関わりに強い関心を寄せ、その接点ともいえる批評に焦点をあわせ、ドイツ文学の特質をとらえようとしてきました。今回の講座の内容もその一環です。