「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
音楽は人々の心を揺り動かし、時として、大きな政治的エネルギーを発揮することがあります。例えば、ストラヴィンスキーの《春の祭典》が1913年のパリで初演された際には、あまりの衝撃的な音楽に聴衆が反発し、暴動騒ぎになったと言われています。この講義では、政治や社会と音楽との関係について、様々なトピックを取り上げながら考えていきます。
各回テーマ
(1) ドヴォジャークとダーウィンの進化論
(2) マーラーとフロイトの精神分析、あるいはヤナーチェク
(3) ショスタコーヴィチの不倫と社会主義
(4) 赤いロックと「プラハの春」
(5) 国歌の政治学
(6) 音楽で哲学する:リベラル?アーツの源流を求めて
講師紹介
専攻:国際関係論
2017年度より沙巴体育法学部にて国際関係論などの政治学科目を担当しています。専門として扱っているのはチェコやスロヴァキアなどの中央ヨーロッパ地域ですが、映画?音楽?スポーツといった観点からも政治を捉えていければと考えているところです。