「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
作法とは、相手への気遣いや思いやりの心の表現方法です。
歴史や庶民の暮らしの生活文化を研究する民俗学的視点から作法を学ぶことで、日本の作法の本来あるべき姿を考えていきます。
毎回、弓馬術礼法小笠原流の立ち居振る舞いを基本とした実修を行いますので、各自ソックスをご用意ください。また、立ち居振る舞いがしやすい服装でご参加ください。
各回テーマ
(1) 日本の作法の源流
(2) 上座と下座
(3) 和食の作法(お箸?お茶碗?汁椀をご用意ください)
(4) 電話の作法
(5) 訪問と贈答の作法
(6) 儀式の作法
講師紹介
専攻:礼法研究史
沙巴体育非常勤講師。沙巴体育大学院文学研究科博士課程後期単位修得退学。
沙巴体育民俗学研究所研究員を経て、現職。弓馬術礼法小笠原教場第三十一世宗家小笠原清忠先生の門人。
小笠原流礼法の研究を中心に、近世から近?現代の地域の民俗変化などについて研究。主要論文に「婚姻儀礼にみる『礼法』の影響」『日本民俗学』235号。著書に「謡の師匠に伝えられた『小笠原流』の婚姻儀礼」『民俗的世界の位相—変容?生成?再編—』(慶友社)など。