「成城 学びの森」オープン?カレッジ
講義内容
私を考古学研究者の道に向かわせた中学三年生夏休みの発掘体験。それから私は考古学の魅力にどんどんはまっていきました。考古学者に憧れ、大学?大学院で考古学を学び、紆余曲折を経て考古学研究者に。今回の講演では、私をここまで虜にした考古学の魅力につて、国内外での発掘調査の裏話も含め、お話ししたいと思います。さまざまな歴史の謎解きこそ、考古学の醍醐味です。しかし、考古学は単に古代のロマンを追い求めるだけのものではありません。時代?地域を異にする人間の営みを学ぶことで自分自身を振り返り、現代の社会や文化のあり方、そして未来の社会を考えるためにも考古学は重要な学問であることもお伝えしようと思います。
講師紹介
1956年生まれ。専門は日本考古学、博物館学。國學院大學大学院博士課程後期単位取得。1985年東京国立博物館学芸部考古課先史室研究員に任官。その後、考古課主任研究官、先史室長、展示調整室長、教育普及課長、企画課長、九州国立博物館学芸部長、東京国立博物館学芸企画部長、東京国立博物館副館長などを歴任。2021年4月から現職。日本のみならずシリア、パキスタンなどで遺跡の発掘調査や保存修復プロジェクトにも参画。考古学研究を続けるとともに日本ならびに諸外国の各種展覧会の企画運営にもあたってきた。また2021年度まで沙巴体育非常勤講師として26年間、学生の教育にも携わってきた。
國學院大學大学院非常勤講師、日本ユネスコ国内委員会委員、ICOM日本委員会理事として、後進の育成に努めるとともに、さまざまな文化財保護や博物館活動に参画している。
お問い合わせ
「成城 学びの森」事務局
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