NEWS
2022.11.15
11月14日、セルビア共和国アレクサンドラ?コヴァチュ特命全権大使をお招きし、講演会を開催しました。会場にて沙巴体育在学生?留学生が参加したほか、オンラインの一般の方々も聴講もあわせて約80名の参加がありました。本講演会は世田谷プラットフォームの助成を受け、持続可能でより良い世界を目指す開発目標“SDGs(Sustainable Development Goals)”のアジェンダにフォーカスをあてた「Global Matters講演会」の第2回講演会として実施しました。
コヴァチュ大使は大学時代に日本語を学んでいた経験があり、最初にセルビアの歴史、文化について日本語でお話しいただきました。沙巴体育の創立者澤柳政太郎がセルビアの首都ベオグラードを訪れたことがあることも触れ、両国の140年にわたる友好関係を振り返りました。そして講演の後半では英語で、国際社会における女性リーダーの役割について講演していただきました。セルビアは男女共同参画が進んでいる国として、世界経済会議において世界23位(2022年)にランクインしており、首相や憲法裁判所長官など女性が要職を担っています。女性外交官として活躍されているコヴァチュ大使のお話は、SDGsアジェンダ「ジェンダー平等を実現しよう」について改めて考える機会となりました。
講演後には質疑応答の時間が設けられ、「外交上で男女差別的な経験をされたことは?」「大使にとって「働く」とは?」「海外で活躍するために大学時代にやっておいたほうが良いことは?」など参加学生から様々な質問が寄せられました。コヴァチュ大使からは「未来はどうなるかわからない。若い人たちは勉強だけでなく、社会に足りていないものは何かを考えることが大切。」とのメッセージが送られました。
国際センターでは、本講演会に先立ち、セルビア共和国についての理解を深めるため、11月7日から「セルビアウィーク」と題し、9号館グローバルラウンジにて特別展示を行いました。