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2024.12.03
2024年11月22日(金)18:00~19:10に、データサイエンス教育研究センター(CDS3)主催の教育講演会「成城萬葉散歩—古代国文学×データサイエンスの取り組み—」をZoomによるオンラインにて開催いたしました。
当日は小宮路データサイエンス教育研究センター長の開会挨拶の後、今年度前期に文芸学部国文学科古代国文学ゼミで実施されたPBL型授業「データサイエンス×萬葉歌」の取り組みについて、技術指導をいただいたJP UNIVERSE株式会社のディレクター此木啓人氏と古代国文学ゼミ担当の小林真由美教授による講演、続いて古代国文学ゼミ学生3名を交えての座談会が行われました。
最初に此木氏から、JP UNIVERSE株式会社及びグループ企業の事業内容や、今回の取り組みで使用した同社のツール「PEGASUS WORLD KIT」についての説明がありました。次に小林教授からは、今回の取り組みのコンテンツ素材となった萬葉歌プレートを大学キャンパス15か所に設置することになった経緯、今回どのように作業を進めていったか、などの説明があり、他にゼミ生たちがキャンパス各所と萬葉歌プレートの写真を撮影して回り、試行錯誤しながら作成を進めていった様子についてのお話がありました。
その後はゼミ生3名を交え、実際に3次元デジタル空間を構成する上で苦労した点や工夫した点、今回の取り組みが各自の進路で今後どのように活かせていくか、等々を座談会形式で話しました。
座談会の後、質疑応答の時間が設けられ、「今回の取り組みは文系的なものと理系的なものを融合させた文理融合の典型だと思うが、実際に経験したゼミ生3名はどう感じたのか」との質問があり、ゼミ生からは「国文学をこのようにデジタル空間を使って紹介することで、より多くの人が楽しめるようになり、門戸が広がると思う」といった回答がありました。
最後にデータサイエンス教育研究センター長から閉会の挨拶があり、盛況のうちに終了しました。
※「データサイエンス×萬葉歌」のPBL型授業の様子については、下記URLも併せてご覧ください。