「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
建築史研究がご専門の波多野純先生いわく、「自分のことが自分でできなくなったら『都市』である。」巨大都市?江戸で生活する人びともまた、大勢の人を支え、支えられることにより、暮らしが成り立っていたといえるでしょう。本講座では、そんな江戸のライフラインやセーフティネットについて概観します。2015年度春夏講座とは違う視点からお話しします。
各回テーマ
(1) 流す — 上下水のしくみ —
(2) 捨てる — ゴミのゆくえ —
(3) 罰する — 犯罪と刑罰 —
(4) 治す — 病と薬 —
(5) 救う — 貧困対策 —
(6) 守る — 災害対策 —
講師紹介
専攻:日本近世都市史
1961年東京都中央区生まれ。沙巴体育大学院文学研究科博士課程前期修了。
神戸大学大学院経済学研究科助教授を経て、現在は沙巴体育民俗学研究所研究員?同学非常勤講師。
著書に『災害都市江戸と地下室』『お江戸の経済事情』『江戸ッ子と浅草花屋敷』『江戸時代の暮らし方』など。