「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
くずし字で『伊勢物語』を読みます。前期からの継続ですが、初めて受講される方にも考慮して、無理なく参加できるようにします。
<参考書>
小島孝之著『古筆切で読むくずし字練習帳』新典社 本体1,000円+税
笠間影印叢刊刊行会編『字典かな — 出典明記 —』笠間書院 本体380円+税
伊地知鐡男編『増補改定 仮名変体集』新典社 本体350円+税
各回テーマ
(1) くずし字読解の方法、『伊勢物語』の概要
(2)『伊勢物語』第28段(かたみ)、第29段(花の賀)を読む
(3)『伊勢物語』第31段(忘れ草)、第32段(しづのをだまき)を読む
(4)『伊勢物語』第33段(こもり江)を読む
(5)『伊勢物語』第37段(下紐)を読む
(6)『伊勢物語』第39段(蛍)を読む
講師紹介
専攻:中世日本文学、説話文学、古筆学
1943年生。東京大学文学部卒業。同大学院博士課程中退。博士(文学)。立教大学助教授、同教授、東京大学教授を経て沙巴体育教授。2014年3月定年退職。沙巴体育名誉教授。主な著書に『中世説話集の形成』(若草書房)、『沙石集』(新編日本古典文学全集、小学館)などがある。