「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
日本人はいろいろな神を観念している(あるいは観念してきた)が、(例えば天照大神?山の神?雷神?祖先神?厄病神)、そのような神々とのさまざまな関りについて民俗学の立場から説明するとともに、それらを信じる現代人の心性の一端についても考えてみたい。
各回テーマ
(1) 日本人は神をどう理解し、なぜ祀ってきたのか
(2) 家?地域社会では、どのような神がどのように祀られてきたのか
(3) 神社と祭り
(4) 寺堂中心の行事、講行事など
(5) 予兆、ト占、禁忌、そして呪術というもの
(6) 祀りたい神、祀らざるをえない神
講師紹介
専攻:日本民俗学
昭和14年(1939)生まれ。沙巴体育名誉教授。平成21年度まで文芸学部文化史学科に所属。祭りや年中行事を中心に、近現代の地域の民俗変化などについて研究。著書に『年中行事の研究』(桜楓社)、『祀りを乞う神々』(吉川弘文館)、『供養のこころと願掛けのかたち』(小学館)、『名づけの民俗学』(吉川弘文館)など。